年々、新入スタッフ育成が難しくなっていませんか?

新入スタッフの育成は、院のため

患者さんのため、そしてもちろんそのスタッフさんのやり甲斐創造のために必要不可欠です。

現在の20代前半は、Z世代、インターネットが当たり前にある環境に育った世代です。

私はX世代、IT革命前後の時代に育っています。20代の時は、携帯電話はまだ無く、ポケベルでした…ポケベル知らない方もいるでしょう。知らなくても良いです。

そうなると、Z世代を学び理解しようとしないとならないのは必然。 

X世代やY世代(1981〜1995年頃のデジタルネイティブの初期世代)の考えや時代の教えで関わるのは効果的ではありません。

Y世代はおおよそ30代〜40代前半、デジタルネイティブ初期、いわゆるSNS普及世代です。なのでSNSやインターネットを自らが検索して調べた世代

一方、Z世代は、インターネットが当たり前にある環境に育った世代なので検索ではなく、流れて来る情報から必要な情報を選ぶ世代です。

Z世代は検索すらしない

情報過多な中から何が正しいのか選んでいかないとならない時代に育った世代なので

まずそのことを理解しないとならないのです。

ポケベル…の世代とは全く違う、時代に育った訳です。検索世代でも違うんです。

しかし

仕事の原理原則、生き方の原理原則はあります。

仕事の原理原則は、私たちの施術で例えると

“患者さんの症状改善”

“患者さんに喜んでもらうこと”

生き方の原理原則は”幸せになること”

ではないでしょうか?

育った環境が違えば、価値観や考え方、捉え方は変わります。

しかし本質的なこと、原理原則は不変なので

そこを初期教育することが、仕事を自分ごとにするためにはとても重要だとZ世代の新入スタッフにはとくに大切であると考え、私もが変わっています。

具体的に、仕事を自分ごとにするために

どう関わっているか?というと

1.勤務初日に、コミットメントシート

というシートの説明を行う。

2.コミットメントシートは

・人生の中で大切にしていること

・3年後どうなっていたいのか

・1年後どうなっていたいのか

・そのために計画をどう立てるのか

を記入します。

3.先輩が、自分の例を話しながら

新入スタッフのコミットメントシート作りを伴走します。

ここで大切なのは、決して、先輩の押し付けをしないことです。

『他人と過去は変えられない、自分と未来は変えることができる』という言葉どおりです。

しかし、組織、院の方向性は伝え理解してもらいながらその新入スタッフの大切なことからの目標設定と計画化を先輩スタッフと一緒に2時間ほどかけて作成します。

コミットメントシートを勤務初日に作成することで、新入スタッフは仕事は、仕事のためにするものから”自分ごと”になり主体的になります。

なんでもそうですが初期、とくに初日が大切ですね。